自然数
人類が最初に知った数は1、2、3、4、5、6、7、8・…などの自然数と、0という数です。人類は、これらに基づいて、1をいくつかに等分した単位として、分数、1より下の方へ十進法を用いる、小数を考え出しました。しかし文明が進むにつれて、たとえば貸しと借り、前進と後退、氷点より上と下などを区別するために、負の数を考え出しました。負の数と区別するために、ゼロより大きな数を正の数とした。正の数を正数ということもありますが、これは整数と発音が同じなので、整数との混乱を避けて正の数ということの方が多くなります。整数とは自然数とゼロおよび負の整数の総称のことです。分数は数千年の昔、エジプト人達により知られていました。また小数は14世紀欧州で、商業が盛んになり、そのため利子の計算の必要が起り、また土木・建築などのための細かい計算、天文学・航海術のための細かい計算なども必要になる情勢の中で発明されたもので、ベルギーのシモン・ステビンに負うものでする。また、今日の小数点を用いはじめたのは、対数の発見者ジョン・ネピアであると言われます。負の数を歴史上始めて考えたのは、インド人とされています。

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