ネズミ算

ネズミ算とは日本に昔からある和算の問題です。正月にオス・メス2匹のネズミが12匹の子を生み、2月には親も子もともにそれぞれ12匹の子を生み、3月には親も子も孫もそれぞれ12匹の子を生みます。毎月かくのごとくにして12月の末になれば、ネズミの総数は膨大な数となります。正月に2匹であったネズミが12匹の子を生んで全体で14匹になったのであるから、ネズミの数は、最初の2匹の7倍になっています。次に2月には、これら14匹のネズミが2匹ずつの対になってそれぞれ12匹ずつの子を生むのですから、各対が7倍になり、したがってネズミの総数は、14匹のまた7倍になります。この調子で12月まで進むのであるために、12月の末には、ネズミの総数は2×7×7×7×7×7×7×7×7×7×7×7×7となります。これを計算すれば、276億8257万4402匹という膨大な数となります。したがって、数が急速に増加していく状態を、ネズミ算的に増加するというように使います。

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